●事業別予算編成、事業別予算執行を基本とする「財務会計システム」です。より精度の高い査定や執行管理が可能です。枠で予算を作って行く細目予算編成とは基本的な考え方が違います。
この財政の厳しい時代こそ事業別査定、事業別執行が有効と考えます。 通常、事業別予算は、「款・項・目・事業・節・細節・細々節」の予算区分のみで表記されることが多いようですが、こうした表記は事業を「款・項・目」と「節・細節・細々節」 の間に位置する編成区分、即ち、「小目」や「細目」としてのみ捕らえていると言えましょう。当社システムでは事業を独立した施策・執行単位としての「事務・事業」として把握しているところに特徴があると 指摘できます。
即ち、「所管課（どこの）」と「事務・事業（なに）」がわかればどの科目に帰属し、 どのような属性・性質をもっているのかが把握でき、決算統計上の臨時・経常、消費・ 投資、補助・単独などの設定もでき、更に、計画行政（実施計画や基本計画）の施策事務・事業としても位置づけできる拡張性をもつことができます。
●全庁各課での使用を考慮し、最小限の操作で必要なものが取り出せるようになっています。また、メニュー選択方式、一覧表示形式の採用による操作性・視認性の重視、ガイド表示、メッセージ表示、エラー表示、困ったときのサブウィンドウ処理機能等による対話・対策明示の尊重、そして、マウス操作に不慣れな人もキーボード操作のみで処理できる入力仕様の配慮、更には、名称コード、債主コード等の照会・検索・引用機能の充実や伝票へのバーコード印字による決裁や審査、取消等の入力処理や前処理の不要化、等々。
　こうした操作性と省入力対応とともに、仮入力、照合、本登録といった管理処理は皆無であり、リアルタイム処理となっていますこともあり、システム管理の専任職員様は不要です。
●財務処理全般の見直しをおこない、支出負担行為と支出命令、調定と収納、歳入歳出と歳計外現金や基金等、関連付けられる処理をシステム化して誰にでも簡単に操作できるようになっています。 特に、事務改善として、支出負担行為兼支出命令票の採用による、支出負担行為と支出命令との同時かつ兼票化対応ができることが特徴となっています。また、科目更正・振替票など増減額科目分を一体・兼票化できることなども特徴と言えましょう。こうして相当量の伝票を兼票化でき、発行伝票枚数の減少や発行・決裁審査時間の省力化が期待できます。
●各種帳票、伝票類はページプリンターを使用して、高速かつ高密度、鮮明、各自治体仕様への迅速な対応専用書式により、印刷できます。Ａ版化も対応済みです。
　特に、Ａ４版大の負担行為伺票や執行伝票が大は小を兼ねる式の説明でまかりとおっていますが実 際には文書管理同様、伝票の原本性を維持するのであれば収納スペースや省資源利用・経費節減、そして、伝票の視認性からＡ５版の伝票印刷の採用が基本と考えます。伝票出力の技術的問題はありませんので、要はこの２０年間不変の目標であるペーパーレスに向けてどのような道筋（文書管理も含め）を展望するかが問われているのですが、各自治体の意向に即した解決策を用意致します。
●予算書、決算書は、自動的に文字の均等割付や折り返しが行われ、直接版下になります。予算要求や執行・決算データ等のＣＳＶ形式での抽出によるオープン利用への対応も可能であり、調書や事務報告の作成には帳票印刷や入力処理は不要化でき、過誤も減少しましょう。
●財務会計システム導入にあたり、財政、会計、行政管理主管課様を中心とした プロジェクトチームを結成頂き、私共も参加させて頂きながら事務改善の具体的提案・検討をすすめ、パッケージシステムの改善・充実を図る（カスタムメード）対応をとらせて頂きます。安心かつ納得頂けるシステム導入が図れます。
●ネットワークＯＳをWindowsＮＴ4.0とするクライアント/サーバー（Ｃ/Ｓ）での運用を基本としています。